コーアクシャル・キャリバー8500、2007
オメガ コーアクシャル・キャリバー8500は、機械式時計製造に革命をもたらしました。このキャリバーには、ジョージ・ダニエルズ博士によるコーアクシャル・エスケープメントが搭載されています。それは、時計製造約250年の歴史の間で初めて発表された新しい腕時計脱進機です。
プロジェクトチーフ:マルク=アンドレ・ミシェ
詳細:コーアクシャル・キャリバー8500は原点に戻り、数十年前のムーブメントベース、脱進機、自動巻き機構を基に開発された、珍しい試みの時計です。
年に2億2千75万2千回振動するエスケープメントを設計し装飾することは、大変に難しい作業です。ムーブメントの重さや摩擦抵抗性の配分へのいかなる影響も、精度と寿命に対する信用を著しく損なうおそれがあります。このため、伝統的なムーブメントに装飾が施されることは、一般的に非常に少なくなっています。
しかし、「アワービジョン」コーアクシャル・エスケープメントは低摩擦の独自のデザインをとっており、新たな可能性の広がりを見せています。オメガの時計師たちは独特のマットブラック仕上げを開発し、スクリュー、テンプ、香箱のデザインをこの新しいムーブメント用に仕上げました。
キャリバー8500のムーブメントはツインバレルのため、より安定したパワーを発揮します。また、60時間のパワーリザーブと39石を備えています。自動巻き機構には、真鍮とタングステンのバイメタルのローターを両方向から巻き上げる方式を採用し、巻き上げ時間を少なくしています。
なお、すべて目にすることのできるブリッジや振動部分には、他では見られないアラベスクのコート・ド・ジュネーブの美しい装飾が施されています。