TOURBILLONS MASTERPIECES
このセクションの2つの腕時計は、オメガの革新的で時計製造業界の最先端をゆく伝統における傑作です。1つは、世界初のトゥールビヨンウォッチで、もう1つは、センタートゥールビヨンを搭載した世界初の腕時計でした。
あるクラシックの歴史 – トゥールビヨン
トゥールビヨンは、1801年にアブラハム・ルイ・ブレゲによって発明されました。時計の精度に外部から影響を与えるものは主に重力と温度です。ブレゲは、脱進機のすべての部品を回転するキャリッジに収め、姿勢による誤差をなくすトゥールビヨンによって、重力の影響を補正する方法を考案しました。
オメガによって製作された最初のトゥールビヨンウォッチ
1947年、オメガは、世界初のトゥールビヨンウォッチ・キャリバーである自社製キャリバー30Iを製作しました。このムーブメントは、ジュネーブ、ヌーシャテル、キューテディントンの各天文台のコンクールに応募するために12個だけ作られました。それらは、オメガ オブサーバトリー・トゥールビヨンとして知られていました。従来のトゥールビヨン・ムーブメントのキャリッジは、1分間に1回転していましたが、30Iのキャリッジは、7分30秒に1回転するものでした。1949年、12個のうちの1つが、当時まで腕時計が記録したことのない最優秀賞を獲得しました。その1年後の1950年に開かれたジュネーブ天文台コンクールにて、オメガは自らの記録を打ち破りました。
1987年、オリジナルの12個のトゥールビヨン・ムーブメントのうち、ほんのわずかだけが保管されている状態で見つかり、完全なオーバーホールが行われました。ラジウムメッキ、面取り、ポリッシュ仕上げ、そしてジュネーブストライプ装飾が施されたそれらのムーブメントは、サファイアクリスタルと透明なケースバックを備えたシルバーまたは18Kゴールド製ケースに収められていました。これらのオブサーバトリー・トゥールビヨンのうち、18Kゴールド製とシルバー製のものがそれぞれ1つづつ、2007年のオメガマニアオークションに出品されました。オークションでは、それぞれ215,750スイスフランと256,000スイスフランで落札されました。
オメガの止まらない伝説 – 最初のセンタートゥールビヨン
1994年、オメガは、自社製センタートゥールビヨンの生産を開始しました。これは、このような腕時計の中で、世界初で、唯一の腕時計でした。オメガ センタートゥールビヨンはすべて、手作業で組立てられ、装飾も手作業で行われています。ムーブメントとケースの部品は、センタートゥールビヨンのためだけに製造されます。(他のムーブメントや腕時計からの流用部品はありません。)
新しいセンタートゥールビヨン・ムーブメントの製作には、愛情がかけられています。従来の工房で製作される腕時計と異なり、トゥールビヨンの工房では、熟練の時計職人たちがムーブメント製作のすべての工程に責任を負います。オメガでは、1人の時計職人が1つのトゥールビヨンの製造に最初から最後まで責任を持つため、トゥールビヨンウォッチにメンテナンスが必要となった場合、その腕時計を最初に製作した時計職人がメンテナンスを行います。
オメガ センタートゥールビヨンは、コーアクシャル・キャリバー2635を搭載しています。このキャリバーは、手作業でポリッシュ仕上げを施されたブリッジと機構、そしてプラチナ製のローターが特徴的です。このモデルは、18Kレッドゴールド製ケースを備え、レザーストラップが付きます。
オメガ センタートゥールビヨンは、機械式時計製造における最新技術の象徴です。各ムーブメントの製作には約180時間かかります。極めてユニークで個性的なスケルトンタイプのモデルの場合には、骨が折れる辛抱強い手作業が要求され、約540時間が必要となります。
最初のトゥールビヨンリストウォッチを製作した企業であるオメガが、並外れて革新的なトゥールビヨン・テクノロジーの活用において、この産業をリードし続けることは自然なことです。
