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1947年製「⁠ト⁠ゥ⁠ールビヨン 30 I⁠」⁠、オ⁠ークシ⁠ョンにて落札

1947年製「トゥールビヨン 30 I」

オークションハウスのフィリップスによるジュネーブ ウォッチ オークションにて、歴史的に重要かつ珍しいステンレススティール製トゥールビヨンウォッチのプロトタイプが1,428,500スイスフランで落札されました。この時計の落札まで約19分という長い競争が繰り広げられ、この時間はオメガ ウォッチのオークションでは過去最長の時間となりました。

今回落札された時計のコンディションは極めて良い状態であり、魅力的な外見だけでなく、時計史において重要なモデルでもあります。ギヨーム テンプのトゥールビヨン エスケープメントが特徴であり、この複雑機構を搭載する腕時計の草分け的な存在です。この腕時計は間違いなくオメガが1940年代後半から製作した一連のトゥールビヨンウォッチの最初のプロトタイプですが、市場に出ることはありませんでした。

1947年製「トゥールビヨン 30 I」

37.5mmのステンレススティール製ケースにはオメガの手巻きキャリバー"30 I"が搭載されており、ダイアルとバックルにはオメガのロゴが印されています。また、この時計の製造年が1947年であることと、この時代に製造されたオメガのケース付きトゥールビヨン30 Iとしては唯一現存するものであることを証明するオメガのアーカイブからの抄本が付属しています。

1947年、オメガはジュネーブ天文台、ヌーシャテル天文台、キュー・テディントン天文台での精度コンクールの腕時計部門に参加するため、直径わずか30mmのキャリバー"30 I"トゥールビヨンムーブメントを12個製造しました。1947年から1952年にかけて、それら12個のキャリバーは複数の精度コンクールに参加しました。1950年のジュネーブ天文台コンクールの腕時計部門では、当時としては最高の記録を打ちたてました。

1947年製「トゥールビヨン 30 I」

今回落札されたオメガの時計は何十年もの間、発見されることがありませんでした。1947年にトゥールビヨンウォッチとして製造されたものですが、前述の12個のムーブメントの内の1個ではありません。ですから、時計製造の歴史、そしてオメガにとってこの腕時計は非常に価値があります。

現在、オメガは世界で唯一のコーアクシャル エスケープメントを搭載した自動巻きセンタートゥールビヨンを製作しています。これは、スイスのビエンヌにあるオメガのトゥールビヨン工房で、特定の時計職人の卓越した手作業により製造されています。