スプリットセコンドクロノグラフは、標準的なクロノグラフと一見してあまり変わりはありませんが、その違いは時計の中央に配されたスプリットセコンドと呼ばれる2本目の秒針にあります。クロノグラフ機能が起動されると、2つの秒針が重なり合ったまま同時にダイヤル上を回転します。スプリットセコンド用のプッシュボタンが押されると、スプリットセコンド針が止まり、その時点での経過時間の読み取りが可能となります。しかし、その間ももう1本のクロノグラフ針は動き続けています。そして同じプッシュボタンが再度押されると、スプリットセコンド針はクロノグラフ針に追いつき、互いに完全に重なり合いながら回転を続けます。この操作は何度も続けて行うことが可能です。